助川公認会計士事務所 | 会社設立 | 08/08/10 |
定款作成の流れ |
会社の基本事項が決まったら、さっそく定款を作りましょう。
定款とは、決めた会社の基本事項をまとめ、株式会社の運営などのルールを定めた、いわば「会社の憲法」といわれるものです。
1.定款作成の流れ
これから作る定款により、株式会社のすべてが決まります。逆をいえば、商号や事業目的などの事項は定款で定め、公証役場で認証を受けない限り、直前まで変更可能です。考え直す余地がある場合は、定款の作成前にもう一度検討してください。
まずはパソコンのワープロソフトなどで、ホームページに記載の定款例を見て作成してください。日本法令などの書式の活用もできますが、ボールペンなどで手書きしなければならないので、失敗すると何度も作り直すことになります。そのため、パソコンで作成することをお勧めします。
定款は2パターン用意してあります。ひとつは「取締役が2名で取締役会を設置しない会社向け」。もうひとつは、「取締役3名と監査役1名で取締役会があり、新会社法施行前の制度に沿ったもの」です。
取締役会を設置しないシンプルな会社を作る場合は、前者を参考に、旧来のパターンで取締役3名と監査役1名で取締役会を設置する場合は、後者を参考にしてください。どちらも譲渡制限会社で定款の見本を作成してあります。
2.定款の用紙サイズ
定款の用紙サイズは特に決まりがありません。A4サイズが主流なのでA4サイズで作成しましょう。
まずは定款の雛形をそのまま印刷し、商号や本店所在地など、自分の会社に合わせて文言の差し替え作業をします。赤ペンなどの目立つ色で作業したほうがいいでしょう。
差し替え作業が終了したら、パソコンのデータを修正します。修正がすんだら、3部印刷して製本します。1部は会社で保存する原本、1部は公証役場へ提出(保存される)、最後の1部は法務局に登記申請する祭に添付するものです。すべてに押印をして製本します。ここまでが定款の作成の流れです。
その後は3通の定款を持って公証役場に行き、認証を受けます。