助川公認会計士事務所 | 企業経営・マネジメント | 04/10/28 |
組織風土、企業文化 |
成長を遂げている企業の組織には必ずといってよいほど、経営者はもとより、一般社員に至るまで一丸となって経営目標を達成しようとする気運が醸成されています。このような活性化された組織は極めて高い達成意欲を持ち、共通の価値観と危機感を感じることのできる組織風土、企業文化を持っているのが特徴です。
企業文化の5つの要素について
企業文化は、次の5つの要素により構成されています。
@同一の危機感
現状のままで組織の成長・発展は望めるのか、自己の成長や生きがい感は得られるのか、という危機意識のない組織には、イノベーション(革新)に対する真の情熱がわいてきません。将来に対する展望や、現状への問題意識を共有できない組織は、速やかに問題解決をはかることもできないのです。
A共通の価値観
組織における共通の価値観はすべての行動規範の根幹を成すものであり、これがなくては組織の力は一つの方向に結集されません。
B自信と信頼
組織に対する帰属意識、プライド、及び社員間の信頼関係の度合い。これが課題に果敢にチャレンジする組織の、活力を生み出す必須条件です。
C感謝の気持ち
他者との相互関係が感謝の念に基づいている組織には、心からの帰属意識が生まれ、次々と新しい人材が育っていきます。
D高い欲求水準
個人、組織目標の達成に向けての意欲の旺盛さこそ、企業活力の源泉です。